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顎関節症により頭痛・イライラを常習的に伴う症例 57歳 女性

■愁訴
10年程前から顎関節症といわれている。左顎は耳前とコメカミあたりに痛みや圧痛があるが、右顎は痛みは無いが口の開閉時に音とヒッカカリがある。今までに医大や整体など様々な治療を受けてきており、数日前にも歯科で新しいマウスピースを作ったところである。頭痛や肩凝り・腰痛・イライラなどが常習的にある。5年前に胃癌の手術をおこなっている。以後食が細く痩せており、寒さに弱い。

[ 初診 ]
治療は遠絡療法と鍼灸治療をおこなった。顎関節部だけではなく、全身のバランスを整える治療もおこなった。治療後は体が軽い感じがしたとのことであった。また左顎関節部の痛みが弱まっている。VAS 10→8

[ その後の経過 ]

顎関節は治療の回を重ねる中で軽減し、左顔部。顎関節部の痛みは消失した。右顎関節部の音がほんの少しあるが、ひっかかりは消失。また食欲不振、頭痛、肩凝り、腰痛、冷え性と重点的な治療箇所を変えつつも、今日まで7ヶ月間週1回の治療を行ない、体重も増え、その他の愁訴も改善している。

■備考
左の顎関節は型で分けると、筋肉の障害によるⅠ型と関節包や靭帯に問題の有るⅡ型が主であり、右の顎関節は関節円盤や椎間関節の障害によるⅢ型とⅣ型が主のようだ。顎関節症は脊椎の曲がりや体調との関係を指摘する意見も大きい。確かに顎関節症患者には様々の愁訴を抱えている方が多いようだ。この症例の患者様も顎関節症以外の愁訴が多く、それらの治療を並行して行なってきた。

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